発表!
 2004年 年間ベスト100

DATA:2004年1月1日〜12月30日付 総合ベストテントータルポイント

順位 タイトル アーティスト トータルポイント 最高位
1 瞳をとじて 平井 堅 169,796 1
2 Jupiter 平原 綾香 153,960 1
3  桜 河口 恭吾 122,112 2
4 さくらんぼ 大塚 愛 105,508 4
5 かたちあるもの 柴咲 コウ 101,219 1
6  花 オレンジレンジ 93,617 1
7 やさしいキスをして Dreams Come True 87,670 1
8 ロコローション オレンジレンジ 86,385 1
9 ハナミズキ 一青 窈 84,876 4
10 君にBUMP ケツメイシ 79,919 1
11 世界に一つだけの花 SMAP 75,605 1
12 Sign Mr.Children 75,506 1
13  涙 ケツメイシ 67,477 2
14 ココロオドル nobodyknows+ 66,649 6
15 栄光の架橋 ゆず 65,430 3
16 Mickey(Hawaii Version) Gorie with Jasmine&Joann 62,475 2
17 思いがかさなるその前に 平井 堅 62,154 1
18 Moments 浜崎 あゆみ 58,628 1
19 シスター ポルノグラフィティ 57,048 1
20 ミチシルベ-a road home オレンジレンジ 55,665 1
21 全てが僕の力になる! くず 53,334 2
22 READY STEADY GO ラルク アン シエル 52,506 2
23 君こそスターだ サザンオールスターズ 50,748 1
24 番場の忠太郎 氷川 きよし 49,856 3
25 彩〜Aja〜 サザンオールスターズ 49,150 1
26 CAROLS 浜崎 あゆみ 47,970 1
27 釧路湿原 水森 かおり 47,745 8
28 INSPIRE 浜崎 あゆみ 47,461 1
29  掌 Mr.Children 47,389 1
30 誰かの願いが叶うころ 宇多田 ヒカル 46,529 2
31 さくら(独唱) 森山 直太朗 46,163 1
32 キミはともだち 平井 堅 45,298 3
33 アルエ BUMP OF CHICKEN 44,885 2
34 自由への招待 ラルク アン シエル 44,816 4
35 Wanderful Life &G 44,642 1
36 群青日和 東京事変 42,343 3
37 愛と欲望の日々 サザンオールスターズ 41,976 1
38 Carry On EXILE 41,864 3
39 時の雫 GLAY 41,377 2
40 生きとし生ける物へ 森山 直太朗 41,048 10
41 チキンライス 浜田雅功と槙原敬之 40,819 2
42 サンライズ BENNIE K 40,203 8
43 ALL FOR YOU 安室 奈美恵 39,008 6
44 ね、がんばるよ KinKi Kids 38,603 1
45 スターゲイザー スピッツ 37,914 4
46 希望〜YELL〜 NEWS 37,787 2
47 マツケンサンバU 松平 健 36,583 8
48 青いベンチ サスケ 36,288 9
49 金魚花火 大塚 愛 35,330 2
50 キューティーハニー 倖田 來未 34,944 8
51 瞳の住人 ラルク アン シエル 34,335 3
52 永遠にともに コブクロ 33,855 8
53 大好きだよ。 大塚 愛 33,606 6
54 Happy Days 大塚 愛 33,463 6
55 ARIGATO B’z 33,282 3
56 正夢 スピッツ 33,054 3
57 ミモザ ゴスペラーズ 32,765 5
58 Last Christmas Yuji Oda with Butch Walker 32,735 10
59 HERO EXILE 31,641 3
60 君に逢いたくて Gackt 31,631 3
61 ギター侍のうた 波田陽区 31,492 4
62 リライト ASIAN KUNG-FU GENERATION 30,825 6
63 浪花いろは節 関ジャニ∞ 30,824 4
64 ありがとうのうた V6 30,765 3
65 real world EXILE 30,728 6
66 GIRL TALK 安室 奈美恵 30,615 3
67 メリクリ BoA 30,254 4
68 太陽 森山 直太朗 29,906 5
69 Choo Choo TRAIN EXILE 29,563 2
70 ORIGINAL COLOR 堂本 剛 29,345 5
71 四季 w−inds. 29,163 2
72 オンリー ロンリー グローリー BUMP OF CHICKEN 29,009 2
73 Blue Jean GLAY 28,846 1
74 瞳の中のGalaxy  嵐 28,702 5
75 最初から今まで ryu 28,472 26
76 BANZAI B’z 28,386 4
77 花風 aiko 28,339 4
78 QUINCY BoA 28,253 2
79 桜木町 ゆず 28,056 5
80 裸〜nude〜 Vo Vo Tau 27,754 7
81 チェスト オレンジレンジ 27,357 3
82 ヨロコビノウタ モンゴル800 26,853 2
83 Reason 玉置 成実 26,723 5
84 HEART of GOLD EXILE 26,437 4
85 ignited T.M.Revolution 26,316 4
86 まっ白 小田 和正 26,311 5
87 紅く燃ゆる太陽 NEWS 25,937 4
88 天使のわけまえ GLAY 25,639 3
89 黄昏サラウンド リップスライム 24,710 7
90 かばん aiko 24,628 5
91 泣いたりしないで 福山 雅治 24,623 5
92 甘えんぼ 大塚 愛 24,556 9
93 ホワイトロード GLAY 24,312 1
94 愛が呼ぶほうへ ポルノグラフィティ 24,236 2
95 GALAXY リップスライム 24,227 7
96 遭難 東京事変 24,138 3
97 虹−もうひとつの夏− 福山 雅治 24,022 4
98 OH JAPAN〜OUR TIME IS NOW〜 TMG 24,018 6
99 君の街まで ASIAN KUNG-FU GENERATION 23,921 5
100 GO!!! FLOW 23,796 7


 2004年年間ヒット総評!
新旧交代、ロングヒットがキーワード。 
また、リズム主体曲の後退、メロディ重視曲の躍進となったこの1年

2004年、年間ヒット100いかがだったでしょうか。
 ランキング上位を見れば一目瞭然ですが、今年は、「大ヒット」の目安であるトータルポイント、10万点オーバーが5曲と、久々に「大ヒット」と言える曲が多かった年と言えるでしょう。その要因として、ロングヒットが多かったことが挙げられます。
 1月〜3月期の平原綾香「Jupiter」、4月〜7月期の平井堅「瞳をとじて」、8月〜10月期の柴咲コウ「かたちあるもの」、11月〜12月期のオレンジレンジ「花」と、それぞれの季節で、ベストテン内に10週以上ランクインするような「核」となる曲が存在し、ほかの曲を引っ張ってくれました。 
 このように季節ごとに核を形成するような曲が存在することは、長いヒットチャート集計の中でも、久々の出来事です。 その他、大塚愛「さくらんぼ」、河口恭吾「桜」、一青窈「ハナミズキ」など、久々にロングヒットが多い曲となりました。
 これらの要因として、ようやく、ここにきて、固定ファン以外に支持されるような曲が増えてきたことが挙げられます。これは、いわいる、浮動票を巻き込んだヒットが再び増えてきたことが最大の要因と言えるでしょう。
 さらに突き詰めると、浮動票を巻き込んだ要因としては、

・リズム重視曲の後退、メロディアスなキャッチーな曲の躍進

が最大の要因ではないでしょうか。 キャッチーなメロディの曲は、世代を超えた支持を得、ヒットをより大きなものに押し上げたと言う効果がありました。 これに加えて、このように世代を越えた支持を得られるようなメティアミックス、とりわけ、純愛映画とのタイアップにより、さらにヒットを増大させた効果が現れた1年だったと思います。
 

 さらに、今年は、世代交代が進んだ年となりました。 これまで、年間ランキングの常連であった、浜崎あゆみ、宇多田ヒカルは、それぞれ、最高18位(Moments)、30位(誰かの願いが叶う頃)と、年間のベストテンには及ばない結果となりました。二人のいずれかが年間ランキングでベストテンにランクされなかったのは、1998年以来、6年ぶりになります。
 変わって今年は、オレンジレンジがリリースした3曲、全て1位獲得、年間ランキングでも全て20位以内、ベストテンにも2曲ランクインと大躍進してきた1年となりました。 その他、大塚愛、柴咲コウ、平原綾香と、デビュー2年〜3年選手が大きくブレイクしてきた年となっています。

 このような世代交代は、ヒット曲界の新陳代謝を高め、ヒットの増大につながりやすい。まさにそのような見本となった年であったともいえます。

 ただ、良かったことばかりとは言いがたく、大多数の曲は、今年も一瞬のヒットで消えていってしまっています。一瞬のヒットで終わるか、それとも息の長いヒットとなるか、さらに、「ヒット曲」の篩が厳しくなってきた1年であったともいえます。

 来年は、どんな年になるのでしょうか。個人的には、状況は、2、3年前よりは、社会の景気回復と共に好転してきているとは思っています。
 来年は、さらにロングヒットの増大と、なによりクオリティとエンターテイメント性の高い、世代を超えて支持されるような曲が、さらに出てきて欲しいところです。
 そのことで、さらに、ヒット曲界も好転、ランキングへの重みの回復も得られてくるんじゃないでしょうか。